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子どもの歯を虫歯から守る!フッ素の効果と正しい使い方

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こんにちは!成増駅前歯科クリニックです🍀

お子さんの歯みがき、毎日がんばっていらっしゃいますか?

「仕上げみがきをしてるのに虫歯ができちゃった…」という声をよく聞きます。

実は、子どもの歯は大人の歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯になりやすいんです。そんなデリケートな子どもの歯を守るために欠かせないのが「フッ素」です。

今回はフッ素の効果や使い方について、わかりやすくお話しします🗣️

■ フッ素ってなに?

フッ素(フッ化物)は、自然界にも存在するミネラルの一種で、歯を強くして虫歯を予防してくれる成分です。水やお茶、魚などの食べ物にも少量含まれています。

歯の表面(エナメル質)は、虫歯菌が出す酸で少しずつ溶かされてしまいますが、フッ素はこの「酸に溶けにくい強い歯」を作る手助けをしてくれます。

■ フッ素の3つの主な効果

歯を強くする(再石灰化を促す)

 虫歯の初期段階では、歯の表面のカルシウムやリンが溶け出します。フッ素はそれを再び歯に戻す「再石灰化」を促進し、初期虫歯を修復してくれます。

歯を酸に強くする

 フッ素が歯の表面に取り込まれることで、「フルオロアパタイト」という酸に溶けにくい結晶が作られます。これにより、虫歯菌の酸から歯を守ってくれるのです。

虫歯菌の働きを抑える

 フッ素には、虫歯菌が酸を作り出す働きを抑制する効果もあります。つまり、虫歯の原因そのものを減らしてくれるのです。

■ フッ素の取り入れ方

フッ素は「歯科医院でのプロケア」と「おうちでのセルフケア」の両方から取り入れるのが理想的です。

🔹 歯科医院でのフッ素塗布

 3〜6か月ごとの定期的なフッ素塗布がおすすめです。歯科医院で使用するフッ素は、家庭用のものより濃度が高く、効果が長持ちします。特に生えたばかりの乳歯や永久歯はフッ素を吸収しやすいので、この時期のケアがとても大切です。

🔹 家庭でのフッ素入り歯みがき剤

 毎日の歯みがきにも、フッ素入り歯みがき粉を使いましょう。子どもの年齢に合わせて適切な量を使うのがポイントです。

 ・3歳未満:米粒大(約1〜2mm)

 ・3〜6歳:グリーンピース大(約5mm)

 ・6歳以上:1cmほど

磨いた後は、軽く一度だけすすぐ程度でOKです。何度もすすぐとせっかくのフッ素が流れてしまうので注意しましょう。

🔹 フッ素洗口(うがい)

 6歳ごろからは、フッ素入りのうがい薬(フッ化物洗口液)を使うのもおすすめです。学校や家庭での毎日のうがい習慣として取り入れると、より高い予防効果が期待できます。

■ よくある質問

Q:フッ素って安全なの?

A:正しい濃度・頻度で使えば安全です。歯科医院や市販の製品はすべて安全基準を満たしており、小さなお子さんにも安心して使用できます。

Q:フッ素は永久歯にも必要?

A:もちろんです! 永久歯も生えたばかりの時期はエナメル質が未成熟で、虫歯になりやすい状態です。生え替わり期こそ、しっかりフッ素ケアを続けることが大切です。

■ まとめ

フッ素は「歯のバリア」を強化してくれる頼もしい味方です。

毎日の歯みがきにフッ素を取り入れつつ、定期的に歯科医院での塗布を受けることで、虫歯のリスクを大きく減らすことができます。

小さなころからの習慣が、一生健康な歯を守る土台になります。ぜひ親子で楽しく、フッ素ケアを取り入れていきましょう!

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