こんにちは。
成増駅前歯科クリニックです。
皆さんは「オーラルフレイル」という言葉をご存知ですか?
「オーラルフレイル」とは、
かむこと、飲み込むこと、話すことなどの”お口の機能が衰えること”です。
このオーラルフレイルは、全身的なフレイル(虚弱)や要介護状態へと至る前段階のサインと言われています。
お口の機能が、加齢などにより衰えることが原因とされていますが、特徴は以下のとおりです。
- むせる、食べこぼす
- 食欲がない、少ししか食べない
- やわらかいものばかり食べる
- 滑舌の低下
- 口の中が乾く、臭いが気になる
- 自分の歯がない、あごの力が弱い
一見すると、誰でもすぐに気が付きそうな症状です。ところが、この症状が毎日の生活の中で少しずつ気が付かないうちに起こり、進行していくので、いつの間にか食べられる食品がわずかになって身体の免疫力や抵抗力が下がり、様々な疾患を引き起こしていた、ということが起こります。
まずはセルフチェックをしてみましょう。
(1)以下の各項目について「はい」「いいえ」で回答しましょう。
(2)各項目の点数の合計を出しましょう。
(3)合計点から該当する項目があなたの評価になります。
☟それでは、回答してみましょう!☟
・半年前と比べて堅いものが食べにくくなった。
はい→2点 いいえ→0点
・お茶や汁物でむせることがある。
はい→2点 いいえ→0点
・義歯を入れている。
はい→2点 いいえ→0点
・口の渇きが気になる。
はい→1点 いいえ→0点
・半年前と比べて外出が少なくなった。
はい→1点 いいえ→0点
・さきいか、たくあんくらいの硬さのものを食べることができる。
はい→0点 いいえ→1点
・一日に2回以上歯を磨く。
はい→0点 いいえ→1点
・一年に1回以上歯医者に行く。
はい→0点 いいえ→1点
<評価>
合計の点数が
0〜2点 オーラルフレイルの可能性は低い。
3点 オーラルフレイルの危険性あり。
4点以上 オーラルフレイルの危険性が高い。
オーラルフレイルは40歳になると徐々に症状が出始め、オーラルフレイルが老化の入り口といわれているくらいにとても重要なものです。
できるだけ老化を遅くしたいのであれば、何よりもまずはオーラルフレイルがおこらないよう日頃から口腔内に関心を持つことが重要とされています。
私はまだ若いからオーラルフレイルだなんて、、、と思っている20代の方!
危険です!!!
40代から徐々にとお伝えしましたが、オーラルフレイルを回避するには若いうちからの食生活をはじめとする生活習慣がとてもとても大きく関わってきます。
何度もお伝えしていますが、「老化は口から!」なのです。
逆に言うと、お口の老化を防ぐことが全身の老化を遅らせることにつながります。
まずは、内科等と同じように、お口の中の状況を把握してくれる相談しやすいかかりつけの歯科を持つことが大切です。
次回のオーラルフレイルのブログでは、オーラルフレイルを予防するために日頃からできること<実践編>、についてお伝えします。