地下鉄成増駅から徒歩0分の歯医者

口臭治療

口臭とは、口から出る悪臭のこと全般をいいます。
厚生労働省により行われたアンケートのよると、回答者3万人のうち11%もの人が「口臭が気になる」と回答しました。
口臭が気になると答えた人の中には、口臭が全く無い人も含まれています。
現在においては、多くの人が口臭を気にしています。

口臭の原因は口の中でできる「揮発性硫黄化合物」です。
揮発性硫黄化合物は口の中の細菌が唾液や血液、古い細胞、たんぱく質を分解することにより産生されます。

また、口臭は「生理的口臭」「病的口臭」の2種類に分けられます。

「生理的口臭」の予防

生理的口臭とは病気が原因ではなく、普段の生活の中で起こる生理的要因によって引き起こされる口臭です。
口の臭いというものは多かれ少なかれ誰もが持っており、普段は唾液の抗菌作用によって抑えられています。
しかし、起床時や空腹時、緊張時などは唾液の分泌量が少なくなるため、細菌が増殖し、臭いがきつく感じられます。
また、舌についた食べカスや古くなった細胞を細菌が分解することで、舌の上でも悪臭が多く産生される傾向にあります。
※舌の表面に見える、やや黄色がかった白い付着物は口臭の原因になります。
こうした生理的口臭は普段の生活の中で予防・改善することができます。
こちらでは生理的口臭の予防方法についてご紹介します。

唾液の分泌量を増やす

唾液は抗菌作用を持っているため、唾液の分泌量が増えると口臭を抑えることが可能です。

リラックスすると唾液が増える

リラックスしている状態では自律神経の働きにより唾液が出やすくなります。
緊張状態にあると唾液が減少し、口臭を引き起こしやすくなります。
水分を取ってお口の渇きを潤してあげることも大切です。

口の刺激は唾液の分泌量を増やす

歯磨きやうがいは口腔粘膜を刺激し、唾液の分泌を促します。
ガムなどを噛むのも効果的です。

食事はよく咀嚼する

よく噛んで食事をすると唾液の分泌が促されます。
軟らかいものばかりを食べていると、あまり咬まずに飲み込んでしまうため、口の周りの筋力が衰え唾液分泌が減少する原因となります。

舌を掃除する

口臭の原因である細菌は舌で多く生成されるため、舌の表面の汚れを取り除くことで口臭をかなり改善します。
舌の清掃には舌を専用のブラシで磨きます。
デリケートな部位なので、歯ブラシで磨かないようにしてください。

「病的口臭」の治療法

病的口臭の原因として、歯周病や虫歯が挙げられます。

歯周病治療で口臭を予防する

歯周病は自覚症状なく進行していることが多いので、口臭を感じる感じ内に関係なく、まず定期検診を受けてみることが大切です。

虫歯治療で口臭を予防する

虫歯によって歯に空いてしまった穴には食べカスが詰まり、口腔内の細菌が増殖することで口臭を放ちます。
一時的にデンタルリンスなどで臭いが消せたように感じても、原因である虫歯を治療しないと原因の解消とはならず、放置すれば再発する可能性が高いです。

その他の病的口臭の予防方法

歯周病・虫歯の他に口臭の原因となりやすいものの一つに親知らずがあります。
横や斜めに生えてきた親知らずには細菌が溜まりやすく、口臭の原因となることがあります。
こうした親知らずは口臭だけでなく、歯並びや歯周病のリスクもあります。

「口臭」に関するよくある質問

なぜ口臭は起こるのでしょうか?
口臭の原因は主に次の要因があります。
① 臭いの強いものを食べた
② 口腔内が汚れている
③ 内臓疾患がある

①はニンニクなどニオイの強い飲食物を口にすることが原因で発生するものです。
こちらは一時的ですので、特に問題はありません。
食べすぎないように注意しましょう。
②は歯磨きやデンタルフロスが不十分で口腔内の汚れが細菌の繁殖を促し、細菌が臭いの原因となる揮発性硫黄化合物を生成し、悪臭を生み出すケースです。
慢性的な口臭に悩まれている方はだいたいこのケースに当てはまります。
③は全体の数%しかないと言われていますが、非常に重大な病気の場合がありますので①でも②でもない場合は精密検査を受けましょう。
また、口臭がほぼないにも関わらず、自分が臭いと感じる方がいます。
これは『口臭恐怖症』という心理的なものです。
口臭は虫歯や歯周病と違い病的な状態が判断しにくいものですが、定期検診を受けることで軽度のうちから問題解決をすることができます。
すぐできる口臭の予防法はありますか?
口臭の原因の多くは細菌が口腔内の食べカスが分解されることで臭いの元である揮発性化合物を産生し、発症します。
口臭原因の口の中の細菌を減らすため、歯磨きをしっかりして、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使用することで汚れがたまらないようにすることが大切です。
また、細菌は舌の表面に住み着くので、舌ブラシで舌掃除をしましょう。
さらに、起床時はとても口臭が強いので、寝る前にデンタルリンスを使用し、細菌の数を減らしてあげると良いでしょう。