インプラント治療でのこだわり
当院では、インプラント治療に際して5つのこだわりを持ち全力で対応しております。安全な治療は当然として、いかに患者様にご満足いただけるか、いかに治療後もお口の健康状態を維持していただけるかに集中したインプラント治療の体制の構築を実現しております。
以下から、当病院のインプラント治療をご紹介いたします。
安心できるインプラント治療
インプラント治療で最も大切なことは「安全な治療であること」です。当たり前かもしれませんが、これを怠る歯科医師が多いためインプラント関連の悪いニュースが寄せられるのです。
本来、インプラント治療は決して難しい手術ではありません。当病院ではインプラント治療における基本を丁寧に行い、そのための努力を怠らないことが大切だと考えております。 安全性を高めるために次の取り組みを行っております。
徹底的な滅菌や衛生管理
医療機関として当然ですが、手術中に使用する器具の滅菌、手術を行う診療室の衛生管理を気を付けて行っております。
また細菌の感染を防ぐため、手術の数時間前から他の患者様の診療室への出入りを制限しております。また、手術でアシスタントをつけることにより不衛生なものに執刀医が触れないようにするなどの、万全の感染と滅菌の対策の管理体制を整えています。
「インプラント」だけではない選択肢
「インプラント治療が一番良い治療法とは限らない」
これは非常に大切な考え方です。歯を失った場合の治療には、インプラント以外にも入れ歯やブリッジなどの治療法が可能です。
インプラントには、たしかに他の治療にはないメリットが多くあります。ただ、他の治療よりすべての面でメリットが勝っている訳ではありません。
インプラントはどうしても外科処置が必要です。それが不安な方も多くいらっしゃいます。
その場合は、入れ歯に一度チャレンジしてみるのも一つの選択肢だと思います。
また様々な医院で説明を聞いたからといっても、インプラントだけが 唯一の治療法だと思い込まないで欲しいです。
あなたがインプラントが色々な意味で負担が大きいと感じた場合、それは「いまインプラント治療をする必要はない」のかもしれません。
あたなが心から「インプラントをしたい」と思える時に治療をすべきです。
世界No.1ブランドのストローマン使用
インプラントが長年に渡って安全に使用できるかは、インプラント周囲炎が起こるかどうかにかかっています。
インプラント周囲炎とは、インプラント周りの骨が溶けて最終的にインプラントが抜けてきてしまう炎症です。
ストローマンインプラントはインプラント周囲炎になる確率が他のメーカーに比べ非常に低く、日本だけではなく世界中の歯科医からの信頼が高いので、世界No.1のシェアになっています。
当院で使用した実感でもインプラント周囲炎になる確率が極めて低く、今までに数千本使用してきましたが、インプラント周囲炎になったのは数本だけでした。
表面性状が非常に精密
現代のインプラントはチタン製のネジを使用をしています。
各メーカーの違いはインプラント表面性状です。
ストローマンインプラントはSLAサーフェイスという表面性状に加工しており、インプラント表面に粒子を吹き付け、酸処理をすることにより表面を粗造にしている表面性状のことです。
これによりインプラントの表面積が増やし、骨としっかり結合することにより、インプラント周囲炎の発生率を下げているのです。
インプラントメーカーは各社この表面性状の開発競争をしていますが、インプラント研究者の間ではこのSLAサーフェイスによってインプラント表面性状の開発は終わったのではないかとも言われているくらい完成度の高いものです。
お口の中にはたくさんの神経や血管が集中しており、軟組織と硬組織が密接に存在しています。そのため、歯科・口腔外科の手術では、少しでも手術方法を誤ってしまうと、生きていくために重要な神経や血管を傷つけてしまうリスクが存在します。そのため、当病院では超音波を発する機械「ピエゾサージェリー」を使用した、外科手術を処置しております。
「ピエゾサージェリー」とは、超音波を利用して骨を切断するための機械です。この機械の特徴は、歯茎や神経・血管などに対しては傷つけることはできないことです。
つまり、ドリルを使った治療と違い、骨の中や周囲の血管を傷つけることなく、安心安全にインプラント手術を処置することができます。また、骨へのダメージも少なくすることが可能なため治癒も早まるのです。
患者様により確実でより安全なインプラント手術を提供するために、当病院では世界でも最先端である機器を導入しています。
骨を増やせる手術
インプラントを埋め込むためには骨の部分に十分な厚みや高さがなければ、治療を行うことはできません。ですが、「顎の骨が少ないから、インプラント治療はできないですね」と他院で断られた方でも、インプラント治療を受けられる可能性がある方法がございます。
その治療法のひとつが上顎洞底拳上術(サイナスリフト)とよばれるものです。上顎の骨の上部にある空洞に、自分自身の骨や骨補填材などを移植をおこない骨を増やす処置を施すことにより、インプラント治療が受けることができるようになります。
他院でインプラント治療が難しいと断られた方も是非一度、当病院にご相談ください。
骨を増やす手術について
- サイナスリフト
- 上顎の骨が少ない場合に施す手術です。上顎の奥歯の上方には「上顎洞」(サイナス)と呼ばれる空洞があります。この空洞に補填材(骨と同様の成分の最終的に自家骨に置き換わっていく素材)を填入することで、骨を増やします。
- ソケットリフト(オステオトーム)
- サイナスリフトと同じく、上顎の骨が少ない場合に施す手術です。ソケットリフトは、4mm以上の骨の厚みがある場合に可能な処置です。骨の厚みがそれ以下の場合は、サイナスリフトを施す場合が多く見られます。
CT完備
当院ではレントゲンだけではなく、立体的に口の中を診断できるCTを導入しています。
成功のカギになる骨の量・骨の密度がCTにより正確に算出されることでインプラント治療の成功率は向上します。
またインプラントの埋入量や方向なども非常に正確にシミュレートされるので、CT撮影なしで行う手術に比べ安全性も格段に向上します。
「噛む」力は歯を1本失っただけでも減ってしまう
当院ではレントゲンだけではなく、立体的に口の中を診断できるCTを導入しています。
成功のカギになる骨の量・骨の密度がCTにより正確に算出されることでインプラント治療の成功率は向上します。
またインプラントの埋入量や方向なども非常に正確にシミュレートされるので、CT撮影なしで行う手術に比べ安全性も格段に向上します。
歯を失った場合の3つの治療法について
「歯を失った場合には、「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3つの選択肢があります。
本題に入る前に、まずはそれぞれの治療法をご紹介してまいります。
インプラント
インプラント治療は、歯を失ったところを回復する治療としては、今現在の歯科医療において、特に質の高い治療法だと言えます。
この治療法では、まず歯を失われた箇所に人工のネジを埋め込みます。そして、その上に被せ物を装着するのです。
この処置により、天然歯と同程度の噛む力まで回復することが可能となっております。
後述しますブリッジや入れ歯と違い、周囲の天然の歯に負担を掛けることも少ないです。また、見た目においても自分の歯を再現できるのもインプラントの特徴です。
ブリッジ
一般的にインプラント治療が普及する以前の場合は、歯を失った際の治療法の第一候補として「ブリッジ」が考えられていました。
ブリッジ治療では失った歯の両隣の歯を削って土台を作り、両端から橋渡しをするような形で失った歯を補う処置を施します。
ブリッジ治療の特徴は「両隣から橋渡しをするような形で失った歯を補う」ことです。一見リスクがなさそうに思えますが、実はリスクが存在するのです。
土台となる両隣の歯には大きな負担が掛かるため、次第にグラグラし始めます。そのため、将来的に抜歯しなくてはならないケースが多く報告されています。
このようなリスクをしっかり把握した上で治療法を選択していくことが大切です。
入れ歯
入れ歯は非常に歴史のある治療法です。入れ歯には、「部分入れ歯」や「総入れ歯」など失った歯の本数や形に応じて様々な種類の入れ歯が存在します。
インプラント・ブリッジ・入れ歯の中では入れ歯は最も安定感がありません。
それだけではなく、「入れ歯は逆に歯を壊す装置」と言われるほど、入れ歯を固定する歯に掛かる負担が非常に大きいのです。そのため、抜歯せざる負えないケースがたくさん存在しています。
しかし、入れ歯に使用する素材や技術は日々で改善されており、快適に利用できる入れ歯を作ることが可能となっております。そのため、今は一概に入れ歯は悪いとは言えなくなってきています。
詳しくは入れ歯の項目をご参照ください。
治療法によって変化する「噛む力」
ご説明するまでもありませんが、インプラントの場合天然の歯と比較しても、ほとんど変わらずに噛むことが可能です。それと比べブリッジでは「噛む力」は天然の歯の6割であり、入れ歯においては天然歯の1/3以下程しか噛むことができないのです。
ブリッジや入れ歯にしたことがない方は、噛む力が弱くなることに気付いていないかもしれません。ただ、ひとつ覚えていただきたいのは、皆様が知っている以上に「噛む」という行為は人間が生きる上でとても大切にしなければならない行為だということです。
噛む力が弱ければ食べられるものは自然と限られてきます。そのため、大切な方との食事を楽しむことができません。そして、「噛む」行為と脳の働きは大きく関係しています。
噛む力が弱くなることによりで脳は徐々に委縮していき、高齢者の病気の代名詞である「痴呆症・認知症」に繋がってしまうのです。
まだまだ他にも皆様に知っていただきたいことがたくさんありますが、「噛む」という行為があなたの人生を大きく左右する要素であることを覚えていて下さい。
患者様の事情によりインプラントが唯一の選択肢という訳ではないのですが、「噛む」という側面で治療法を判断すると、インプラントが優れているということは間違いないです。
インプラントQ&A
- 金属アレルギーでもインプラント治療は大丈夫ですか?
- 当病院のインプラントの素材は純チタン製です。チタンは非常に金属アレルギーを起こしにくい素材です。また、被せ物(上部構造)に金属を使わない方法もありますのでご安心ください。
- 喫煙者でもインプラント治療はできますか?
- 喫煙者でもインプラント治療を受けられることが可能ではありますが、禁煙をおすすめしています。専門的な話のため割愛いたしますが、喫煙をするとインプラントが骨に結合しづらくなり、身体の抵抗力が弱まることによって手術後の傷の回復が遅くなってしまう可能性があります。
- 妊娠中にインプラント治療の手術は可能ですか?
- 手術は可能ですが、手術前の診査段階で行われる歯科用レントゲンの放射線や精神的なストレスを考えますと出産後の手術の方がおすすめします。
- インプラント治療に年齢制限はありますか?
- 年齢による上限はありません。しかし、高齢者の方は基礎疾患をお持ちの方が多くおります。そのため、内科医と相談する必要があります。
- 重度の歯周病でもインプラント治療は可能ですか?
- 重度の歯周病の状態では、インプラント治療は不可能です。
なぜなら、やわらかい土の上に家を建てても基礎が弱くてすぐ倒壊してしまいます。同じように歯周病の状態でインプラント治療を行ったとしても、すぐにインプラントが抜けてしてしまいます。まずは歯周病治療を行うことが必要不可欠です。
ですが、歯周病治療後であればインプラント治療は可能なのでご安心ください。
インプラントの治療内容について
(メリット・デメリット、リスク)
治療内容
インプラントとは、歯が抜けた後の顎骨に、手術によって金属製(一般的にはチタン)のボルト状の人工歯根「インプラント」を埋め込んで土台を作製し、その上に人工の歯を被せる治療法です。
- メリット
- ・見た目が綺麗になる
・しっかりと噛める
・虫歯にならない
・天然の歯のような「美しさ」や「咀嚼能力」がある - デメリット
- ・治療時間が長め
・保険が効かないので費用が高額になることがある
・外科手術が必要 - リスク
- ・入念に検査〜計画を行わなければ、ごく稀に血管損傷や神経麻痺の疾患が起こることがある
・個人差によるが、手術後の一定期間に腫れや痛みを伴う症状が出る可能性がある