おはようございます
成増駅前歯科クリニックです
みなさん、フッ化物洗口ってご存知ですか?
なんとなく、フッ素は知っている方が多いと思いますが、
フッ化物洗口は聞いたことない方が多いのではないでしょうか?
そこで今日は、フッ化物洗口についてお話ししていこうと思います
⚪︎フッ化物洗口とは、、
フッ化物水溶液をぶくぶくうがいさせることで、歯面に直接フッ化物を作用させる方法のことです。
特に、4歳〜14歳までの期間に実施することが最大の効果があると言われています
また、誤飲のリスクがある為、4歳未満の使用はしない
⚪︎使用方法
1.洗口液をする前に、歯磨きをするか水でゆすぐ
2.まっすぐ向いたまま、30秒ー1分間ぶくぶくうがいをします
3.うがい後洗口液を吐き出す
水でうがいせず、1〜2回唾液を吐き出す
⚪︎使用頻度
毎日法:0.05%フッ化ナトリウム水溶液(225ppm)
※低濃度であることから、保育園・幼稚園児におすすめ
※洗口量5ml(メーカーによっては7ml)
週1回法:0.2%フッ化ナトリウム水溶液(900qm)
※小学生以上におすすめ
※洗口量10ml
⚪︎フッ化物洗口のメリット
⭐︎歯の石灰化を促す
フッ化物洗口に含まれるフッ素には、歯質を強化する作用があります
普段は、唾液に含まれるカルシウムやリン酸の働きにより再石灰化されていますが、それにプラスしてフッ素の効果を利用して、歯の再石灰化を促すことによって、より虫歯予防の効果を得ることができます。
⭐︎手軽にむし歯にアプローチできる
液体なのでお口に含み、1分ぶくぶくするだけで隅々までいきとどき、簡単にむし歯を予防することができる
⭐︎むし歯菌の活動を抑制する
フッ素には、細菌の活動を抑える抗菌作用も含まれています
⚪︎フッ化物洗口のデメリット
×使用量を守らなかった場合には、健康被害が出る恐れがある
フッ素は、大量に取りすぎるとフッ素症や骨硬化症などが起きる場合があります
×フッ素中毒のリスク
誤ってフッ化物洗口の薬剤を一気に飲んでしまうと、フッ素中毒になる場合があります。
フッ素中毒になると、吐き気や腹痛などの症状が起こります
お子さんの手の届かない場所に、保護者様が保管するように注意しましょう⚠️
メーカーがだす使用量を守り、適切に使用しましょう♪
ちなみに☝️
乳歯が生え変わってまもない永久歯は、エナメル質が柔らかくむし歯が進行しやすい為、この時期にフッ素を取り入れてあげることが大切になってきます。
子供の頃から歯ブラシ習慣、歯医者に定期検診に行く習慣づけをして、むし歯0を目指しましょう✨
