こんにちは、成増駅前歯科クリニックです🍀
ゴールデンウィーク、みなさん楽しく過ごせましたでしょうか?
5月となり、ようやく暖かくなってきましたが、天気が悪い日は気温も下がるのでまだまだ油断出来ない寒暖差と戦う日が続きそうですね😌体調にお気をつけてお過ごしください!
さて、歯科でクリーニングを受ける際に歯石取りをして頂いたことのある方は沢山いらっしゃると思いますが、中には「あと何回で終わりますか?」なんて思う方もいらっしゃるかと思います。実際に受付でその様なお問い合わせを受けることも少なくありません。
複数回通うのが大変で、1回キャンセルしてしまってからなかなか行けなくて大変な状態になるまで放置してしまって…💦と言った方もいらっしゃいます。
もちろん皆さんご予定だったりお仕事だったりでお忙しいところいらして頂いてるのは重々承知の上なのですが、複数回かかるのにもワケがございますので、本日はそのお話をしていきます!
「歯周病の原因になるのが歯石なので、歯石を取らないといけないんですよ。」と聞いたことはありませんか?当院でも普段はこのように説明していますが、実は歯石は直接の歯周病の原因ではありません。
実は歯周病の原因はプラーク(歯垢)中の歯周病菌であり、歯石は歯垢が唾液中のカルシウムなどにより石灰化したもので、歯石自体に病原性はないと言われています。
しかし、歯石はデコボコしていて、プラーク(歯垢)が付きやすく、歯石の周りには歯周病菌がたくさんいますので、結果として歯周病の原因になり骨を溶かしてしまって歯が揺れたり最悪の場合は抜け落ちてしまうなんてことになってしまいます。
これを防ぐ為に歯石除去はとても必要なことなのですが、その回数は人によって異なります。
クリーニングの回数(頻度)は歯周病の重症度や歯石の量や硬さなどによって大きく変わってきます。
歯周病もほとんどなく、プラークや歯石も少量しか付いていない方であればそれこそ1回のスケーリングと呼ばれるクリーニングで終わることもあります。
しかし、歯石が大量についていたり、硬くてなかなか取れない場合どうしても回数(頻度)や時間がかかることがあります。
また、歯茎の奥に潜んでいる歯石を縁下歯石といい、それを取り除くにはSRPというクリーニングが追加で必要となります。
SRPは保険で行う上で本数制限がありますので、一気に行うことはできません。仮に全ての歯を行うとなると約4-6回は必然的に回数(頻度)がかかります。
そしてまた、一度に大量の歯石を取り除くと術後の痛みや出血やしみる症状など患者様への負担が過重となることも回数(頻度)がかかる理由の1つとなります。
では、複数回にならない為にはどうしたらよいのでしょうか?
ズバリ普段のホームケアや歯ブラシ・フロスのやり方の見直しと定期的な検診とクリーニングです!
せっかく長い回数かけて通って綺麗にしていただいても何もせずにその状態が永久的に続くなんてことはありません!
普段皆さんにしていただいている歯磨きやフロスの使い方・やり方、頻度、その他諸々…
しっかりしたやり方をマスターすれば大量の歯石がつくなんてことはありません。
また、どんなに正しいやり方でホームケアして頂いてたとしても、ご自身でできる範囲には限りがあります。そういったみなさんではするのが難しいところ等を3~4ヶ月毎に定期検診等で全体チェックと共に拝見させて頂き、クリーニングをしてゆくことで、1年を通して複数回ずーーーーっと頻繁に通わなくてもよい口腔内を保っていくことができます!
つまり複数回かからないようにするにはみなさんの日々のホームケアや検診にいらして頂いているかにかかっています!
日々お忙しいとは存じますが、習慣にしてしまえば後々の自分に感謝される口腔内を作ることはできるので、ぜひそのお手伝いを当院でもさせてください😊✨
正しいホームケアやオススメの使い方等担当のドクターや衛生士にぜひ声をかけてみてくださいね!!