こんにちは、成増駅前歯科クリニックです。
11月も後半になりましたが、昼間と朝晩の気温差が大きく体調管理が難しいですね💦
食欲の秋を楽しみながら、風邪に負けないよう頑張りましょう🍁
さて、歯磨きの際痛くはないのに出血をしている経験がある方は少なくないのではないでしょうか?
今回は歯磨きの際の出血についてお話をさせていただきます🦷
『痛くはないけれど歯磨きをすると血が出る』といった経験をすることは、実は珍しくありません。
とはいえ、歯磨きする度毎日のように血が出ると、やっぱり不安になりますよね。
では、なぜ歯磨き時に出血するのか、
原因についてですが、歯磨き時の出血は炎症によるものがほとんどと言われ、歯肉炎や歯周病の症状のひとつです。
健康な歯茎は、歯磨き後に出血が見られることはあまりありません。 歯肉炎、歯周病の原因は歯と歯茎の境目に汚れが付着し、そこに歯周病菌が住み着き細菌の出す毒素に反応して炎症が起こっている状態です。炎症を起こし腫れた状態では、歯磨きのわずかな刺激で出血を引き起こしてしまいます。
出血するからといって歯磨きをやめてしまうと、歯磨き不足になりさらに炎症が進行し出血しやすい状態に陥ってしまいます。
まずは多少の出血には目をつぶり、毛先の柔らかい歯ブラシを使い約2週間ほど(目安)しっかりとした歯磨きを続けてください。
原因になっているプラークと細菌を歯ブラシで取り除けば炎症が治まり出血が落ち着いてきます。
ただし、強く磨くのはかえって歯や歯茎を傷つけてしまい逆効果なので、軽い力で歯ブラシの毛先を使って歯茎をマッサージするように優しく汚れを取る事が大切です。
歯並びの状態によってもプラークが残りやすい部分があり、歯肉炎や歯周病になりやすい部分もあるため歯科医院に受診し歯磨き指導など受ける事も良いですね。
そして、大事なのは歯科医院で定期検診を受ける事です。
出血を放置してると、歯周病で歯を失ってしまい取り返しのつかないことになる場合もありますので要注意です。
出血の原因は他にも、
ブラッシングが強いことによる歯茎の傷や、糖尿病や白血病などの全身疾患、寝不足や喫煙などのよくない生活習慣…等、歯周病以外にも色々な原因が考えられます。
体調を左右する生活習慣によっても出血する可能性もありますので、まずは体調をしっかりと整えて毎食後の丁寧な歯磨きをして様子を見てみてください。
それでも出血があれば、かかりつけの歯科医院へ相談してみてくださいね🍀
食べ物が美味しい季節ですが、美味しいご飯を食べた後は丁寧な歯磨きもセットでしていきましょう🦷✨