「子どもの仕上げ磨きは何歳まで必要なの?」「自分で歯磨きができるようになったら、もう仕上げ磨きはしなくてもいい?」と疑問に思う保護者の方も多いのではないでしょうか。
子どもの歯を虫歯から守るためには、毎日の歯磨きがとても大切です。しかし、子どもが自分で歯を磨けるようになっても、磨き残しが多いことがあります。今回は、仕上げ磨きが必要な年齢の目安や、年齢別のポイントについてご紹介します。
1. 仕上げ磨きは何歳まで必要?
仕上げ磨きは、少なくとも小学校低学年頃まで、できれば10〜12歳頃まで続けることが推奨されます。
子どもは成長とともに自分で歯を磨く習慣が身についていきますが、歯ブラシを細かく動かしたり、奥歯や歯と歯の間まできれいに磨いたりすることは、まだ難しい場合があります。
特に、乳歯から永久歯へと生え変わる時期は、歯の高さが不ぞろいになりやすく、歯ブラシが届きにくい部分が増えます。そのため、自分で歯磨きをした後に保護者の方が磨き残しを確認し、必要な部分を仕上げ磨きしてあげることが大切です。
ただし、必要な期間には個人差があります。年齢だけで判断せず、歯磨きの習熟度やお口の状態に合わせて、少しずつ自分で磨けるようにサポートしていきましょう。
2. 年齢別の仕上げ磨きのポイント
乳幼児期(0〜3歳頃)
乳歯が生え始めたら、歯磨きの習慣を身につけていきましょう。
この時期は、子ども自身で十分に磨くことが難しいため、保護者の方が中心となって歯を磨いてあげることが大切です。まずは歯ブラシに慣れることから始め、無理のない範囲で毎日の習慣にしていきましょう。
特に、虫歯になりやすい上の前歯や奥歯の噛む面などは、磨き残しがないように注意しましょう。
幼児期(3〜6歳頃)
自分で歯ブラシを持って磨く練習を始める時期です。
自分で磨く習慣を大切にしながら、磨き終わった後は必ず保護者の方が仕上げ磨きをしてあげましょう。
奥歯の溝や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目は汚れが残りやすい部分です。歯ブラシを小刻みに動かし、一本ずつ丁寧に磨くことを意識しましょう。
小学校低学年(6〜8歳頃)
この時期は、永久歯が生え始める大切な時期です。
特に注意したいのが、6歳頃に生えてくる「6歳臼歯」と呼ばれる奥歯です。永久歯の中でも早い時期に生えてくる歯で、噛む面に深い溝があるため、汚れがたまりやすく虫歯のリスクが高くなります。
また、生えたばかりの永久歯は歯の質が成熟しておらず、虫歯になりやすい状態です。歯ぐきに一部が覆われていることもあり、歯ブラシが届きにくい場合があります。
そのため、自分で磨く練習を続けながら、保護者の方が奥歯を中心に仕上げ磨きをしてあげましょう。
小学校中学年〜高学年(9〜12歳頃)
永久歯への生え変わりが進み、自分で歯磨きができるようになってくる時期です。
しかし、歯並びや生え変わりの状態によっては、磨き残しが生じやすいこともあります。特に、歯と歯の間や奥歯の裏側などは注意が必要です。
少しずつ自分で磨ける範囲を増やしながら、保護者の方が定期的に磨き残しを確認しましょう。歯磨きの様子を見て、必要に応じて仕上げ磨きを続けることが大切です。
3. 仕上げ磨きを上手に行うための3つのポイント
① 明るい場所でお口の中を確認する
お口の中がよく見えるように、明るい場所で仕上げ磨きを行いましょう。子どもを寝かせて頭を安定させると、奥歯や歯の裏側まで確認しやすくなります。
② 歯ブラシは小刻みに動かす
歯ブラシを大きく動かすと、細かい部分に毛先が届きにくくなります。歯の表面に毛先を当て、小さく動かしながら一本ずつ丁寧に磨きましょう。力を入れすぎず、優しく磨くこともポイントです。
③ 歯と歯の間もケアする
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを十分に落とせないことがあります。歯の隙間が狭い部分などには、子どものお口に合ったデンタルフロスを取り入れることもおすすめです。
4. 仕上げ磨きとあわせて虫歯予防を
虫歯を予防するためには、仕上げ磨きだけでなく、毎日の生活習慣も大切です。
甘いお菓子やジュースをだらだらと摂取することは、虫歯のリスクを高める原因になります。間食の時間や回数を決め、食後は歯を磨く習慣をつけましょう。また、年齢に合ったフッ素配合歯磨剤を適切に使用することも、虫歯予防に役立ちます。
さらに、定期的に歯科検診を受けることで、虫歯の早期発見や歯磨き方法の確認ができます。
まとめ
子どもの仕上げ磨きは、少なくとも小学校低学年頃まで、できれば10〜12歳頃までを目安に続けることが大切です。
自分で歯磨きができるようになっても、磨き残しがなくなるわけではありません。特に、永久歯への生え変わりの時期は、虫歯を予防するためにも丁寧なケアが必要です。
お子さんの成長に合わせて少しずつ自立を促しながら、保護者の方も一緒にお口の健康を守っていきましょう。
仕上げ磨きの方法や歯磨きについて気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
