こんにちは☃❄成増駅前歯科クリニックです🍀
朝起きるのが辛い寒さが続きますね…!
そんな中いよいよ年末!といったムードになってきましたがいかがお過ごしでしょうか?
世間ではインフルエンザや肺炎など流行りはじめているので年末年始体調を崩さずに過ごせるよう、できる予防はしていきたいところですね☺️
風邪やインフルエンザなどの予防は手洗いうがいだったり予防接種だったりマスクだったり色々と思いつくと思います。
ですがみなさんは歯のおいての「予防」というのはしていますか?ひとえに「予防」といっても歯についてとなるとなかなか想像がつきづらいですよね…
では虫歯や歯周病の予防とはどうしたらよいのでしょうか?本日はそんな虫歯予防・歯周病予防の「予防歯科」のお話です。
そもそも予防歯科とはどういうことをいうのでしょうか?
予防歯科というのは、虫歯や歯周病にかかってからの「治療」ではなく、かからないようにする「予防」を大切にする考え方のことをいいます。
私もそうだったのですが、歯科は「痛くなったら」「気になったら」行くところだと思っていました。しかし、いざ痛くなってからかかったタイミングではもう既に虫歯になってしまっていて大きいと神経をとったり最悪抜歯…なんてケースもよく聞きます。虫歯や歯周病は、初期段階ではほぼ自覚症状がなく、気づいたときには進行していることがほとんどです。
一度発症すると、治療を行っても完全に元の状態に戻ることは難しく、治療を繰り返すうちに歯の寿命が短くなってしまうこともあります。
特に歯周病は現代病で、日本人成人の約8割がかかるといわれており、進行すると歯を支える骨が溶けて最終的に歯が抜けてしまいます。
また実は、歯周病は糖尿病や心疾患、腎臓疾患、認知症など全身の健康とも深く関わっているため、お口の健康を守ることは、健康寿命を延ばすことにもつながります。
「痛い時」「気になる時」にすぐかかっていただくことももちろん悪化させないためにもとても大切なことではあるのですが、そもそもの問題から取り除けたらそれに越したことはないですよね。
そのためにはおうちでできる「セルフケア」と歯科医院でする「プロフェッショナルケア」の2つが大切になってきます。
〇セルフケア
みなさんはご自身の歯磨きに自信はありますか?自分では丁寧に「磨いているつもり」でも、磨き残しがあるかもしれません。
でも磨き方なんてなかなか細かくまでは分かりませんよね。そんな方は1度歯科医院で磨き方についてのお話を聞いてみると違うかもしれません!磨き方やコツだけでなく、自分はどこの部分に磨き残しが多いのか、どういう磨き癖があるのか、実はどこが一般的に磨き残しが多いのか、それが分かるだけでも今後の歯磨きのタイミングで思い出してそこを気にして磨けるようになります。
また、使用するセルフケア製品も、毛先の形状や硬さ、ヘッドの大きさが異なる歯ブラシ、リスクに応じた様々な薬用成分が配合された歯磨剤など、多くの製品の中から自分に合ったものを選ばないと十分な効果が得られないことがあります。それもご自身のお口に合った製品をオススメできるので是非ご相談ください。
〇プロフェッショナルケア
歯科でできるプロフェッショナルケアは複数あります。
①定期検診・メンテナンス
定期的な歯科検診を行い、虫歯や歯周病の兆候を早期に発見します。
歯の状態だけでなく、噛み合わせや歯茎の健康もチェックし、必要に応じて適切な処置を行います。
②PMTC
歯科衛生士が専用の機器を使い、歯垢や歯石、バイオフィルム(細菌の膜)を徹底的に除去します。
虫歯や歯周病のリスクを大幅に軽減し、口臭予防にもつながります。
③フッ素塗布・シーラント処置
歯の表面にフッ素を塗布し、歯質を強化して虫歯になりにくい状態にします。
シーラント処置は奥歯の溝に特殊な樹脂を埋めることで、食べかすや細菌が入り込むのを防ぎ、虫歯を予防します。
いずれもお子さんにオススメの予防処置です。
④唾液検査
唾液を精密分析にかけることで今のご自身のお口の中の傾向というのを調べることができます。
自覚のない症状が発見できたり、経過みて繰り返すことで改善や変化というのが数値で見ることができます。
⑤位相差顕微鏡
口内の汚れを少し採集し専用の顕微鏡で観察することで、歯周病菌の有無や量を調べられます。実際に生きて動く細菌の量や様子を見ることができ、ご自身の口腔環境を確認して頂けます。
予防歯科は、将来の健康な歯を守るための第一歩です。自分に合った「セルフケア」と定期的な「プロフェッショナルケア」を続けることで今後のご自身の歯を長く使っていけるようにメンテナンスしていきましょう!
またそのために「痛くなる前に歯医者へ行く」という新しい習慣を身につけ、なるべく治療せずに済む口腔内を目指していきましょう!
