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全身の健康は口腔から始まる🏋️

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こんにちは😀成増駅前歯科クリニックです🦷

12月も中旬になり、寒さが本格的になってきましたね🥶 年末に向けて忙しくなるこの時期、体調管理を意識している方も多いのではないでしょうか🤧

実は「お口の健康」も、全身の健康を守るためにとても大切なポイントのひとつです📌

私たちが毎日当たり前のように使っている「口腔」は、日常生活に欠かせない働きを担うだけでなく、全身の健康や生活の質(QOL)にも深く関わる重要な器官です🏃しかし、その機能は年齢や生活習慣によって少しずつ衰えていくことがあり、近年では「口腔フレイル」として注目されています。

口腔の主な役割                                                       口腔には大きく分けて、以下のような役割があります。

① 食べる(咀嚼・嚥下)

歯で食べ物を噛み砕き、舌でまとめ、飲み込む。この一連の動作がスムーズに行えることで、必要な栄養をしっかり摂取できます。よく噛むことは消化を助けるだけでなく、脳の活性化や満腹中枢の刺激にもつながります。

② 話す(発音・構音)

歯・舌・唇・頬などが連携することで、正確な発音や滑らかな会話が可能になります。口腔機能が低下すると、滑舌が悪くなったり、会話への不安から人とのコミュニケーションが減ってしまうこともあります。

③ 表情をつくる

口元は、表情の印象を大きく左右します。口腔周囲の筋肉が衰えると、口角が下がりやすくなり、老けた印象や無表情につながることがあります。

呼吸・姿勢との関係

本来、呼吸は鼻呼吸が理想とされています。しかし口腔機能が低下すると口呼吸になりやすく、口腔内の乾燥によってむし歯や歯周病のリスクが高まります。また、噛み合わせや舌の位置は姿勢や全身のバランスにも影響します。

全身の健康を守る入口

口腔内は多くの細菌が存在する場所です。清掃状態が悪いと、歯周病菌などが血流に乗って全身に影響を及ぼし、糖尿病や心疾患、誤嚥性肺炎などのリスクを高めてしまうことが分かっています。

 

口腔フレイルとは?

「フレイル」とは、健康な状態と要介護状態の中間にあたる“虚弱な状態”を指します。口腔フレイルはその“お口版”で、加齢や生活習慣などにより、噛む・飲み込む・話すといった口腔機能が少しずつ低下していく状態のことです。

例えば、、、

食べこぼしが増えた

硬いものが噛みにくくなった

お茶や汁物でむせることがある

滑舌が悪くなったと言われる

口の中が乾きやすい

といった変化は、口腔フレイルのサインかもしれません。

 

口腔フレイルが引き起こす影響

口腔フレイルを放置すると、次のような“悪循環”に陥る可能性があります。

このように、お口の機能低下は「食べにくい」「話しにくい」といった問題だけで終わらず、全身の健康や生活の質に大きな影響を及ぼします。特に高齢者では、誤嚥性肺炎のリスクが高まり、命に関わることもあります。

 

■ 口腔フレイルは予防・改善できる🏋️

口腔フレイルは、早めに気づき、適切な対策を行うことで予防・改善が可能です。

定期的な歯科受診とプロフェッショナルケア

むし歯や歯周病の早期治療

よく噛んで食べる習慣を意識する

舌や口周りの体操(あいうべ体操など)

入れ歯や被せ物、噛み合わせの調整

日々のお口のホームケアと、歯科医院でのサポートがとても重要です。

 

口腔は「食べる・話す・笑う」といった日常生活を支えるだけでなく、全身の健康を守る大切な器官です。口腔フレイルは誰にでも起こりうる身近な問題ですが、正しい知識とケアによって進行を防ぐことができます🪥

「最近ちょっと噛みにくいかも」「むせやすくなったかも」そんな小さな変化こそが、健康を見直す大切なサインです。お口の健康を守ることは、これからの人生を元気に過ごす第一歩!ぜひ今日から意識してみましょう!

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