みなさんこんにちは🌸
最近は暖かくなってきてお出かけ日和が続いてますね🚶
さて今回は歯科医院でよく耳にする「歯石」についてお話ししていきたいと思います🦷🪥
①歯石とは?
プラークが残ったまま放置すると2~3日で石灰化し「歯石」となります。プラークは、口の中の細菌が食べ物の残りかすや糖分を分解する過程で生成されるネバネバとしている物質です。主に細菌や唾液中の成分、食べかすが組み合わさって、歯の表面に付着しこのプラークが時間が経つと硬くなり、歯石に変わります。
②歯石はどのくらいでつく?
プラーク沈着後、約2日間で石灰化が始まると言われています。その後、約2週間くらいで石灰化が完了し歯石となります。つまり、歯科医院でケアを行っても自宅での歯ブラシで磨けていないとわずか2週間で歯石が沈着してしまいます。
③歯石がつきやすい場所はどこ?
特にお口の中で歯石がつきやすいと言われる場所があります。
⑴下の前歯の裏側
⑵上の奥歯の表側
どちらも以下の同じ特徴があります。
・歯ブラシが当てにくい
・唾液が出る場所がある
特にこの2箇所は歯石になりやすいのでしっかりと自分に合ったケアをして柔らかいプラークのうちに落とすことが大切です。
④自宅でできるケア
歯石はプラークが固まったものですので、まずセルフケアでプラークを歯から出来る限り除去することが必要です。歯面の汚れは歯ブラシで落とせますが、歯と歯の間や歯と歯茎の溝は歯ブラシの毛先が届きにくいため、ブラッシングでは落としにくい場所です。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って汚れをきれいに落とします。
⑤歯科医院でのクリーニング
セルフケアでは落としきれない歯垢や歯石を取り除くのが、歯医者で行うクリーニングです。歯と歯の間や、歯並びが悪くて歯が重なっている部分、そして歯と歯茎の溝は、特に歯垢や歯石がたまりやすい場所です。これらの場所に、専用の器械を使ってアプローチして、汚れをきれいに取り去り、歯の表面を磨いて歯垢が付きにくい状態にします。
⑥ 歯石除去の施術が歯周病の治療にもなる
歯石は歯肉の表面に付いている場合なら通常のクリーニングで取ることができますが、次第に歯と歯茎の間にも付着していくことを忘れてはいけません。 歯肉の中深くにこびりついた歯石は、SRPという徹底した歯石除去を行いますし、場合によっては切開して歯石除去を行うフラップ手術で取り除く必要もがあります。SRPやフラップ手術で歯石を取り除くと、歯茎が引き締まり歯周病の症状が改善するのです。また、このような方法を使っての歯石除去は、歯周病治療の基本にもなります。
歯石は溜めておいて良いことは一つもありません。定期的に歯医者さんで取る習慣のない人も、これを機に歯医者さんへ行っていただきたいと思います。歯周病予防のために、出来るだけ歯石が出来ないように、セルフケアと定期検診でお口をケアしていきましょう!
m.s