こんにちは🍀成増駅前歯科クリニックです!
3月に入って少しずつ暖かくなってきたり、日がのびてきたのを実感できるようになりましたね😊また寒くなる日もあったりするようなので、無事に年度末を迎えられるように体調に気をつけてお過ごしください✨
さて、みなさんは歯磨きをするときにたくさんの事に気をつけながら歯を磨いて頂いてると思いますが磨く「圧」というのは気にしたことがありますでしょうか?
もうすでに歯科で「歯ブラシを当てる圧が強いですね」と指摘を受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
先日私も受付で「歯ブラシの圧が強いと言われるが、どういう歯ブラシを選べば良いでしょうか?」と質問を受けました。
ご自身の力加減ももちろんありますが、歯ブラシ的にも改善ができるのであれば試したいですよね。
今日はそんな、磨く「圧」についてお話させて頂きます。
圧が強い、圧が強いとたくさん言われても、じゃあそれがどういけないのでしょうか?
具体的にはブラッシング圧が強いと、
* 歯や歯ぐきに悪影響を及ぼす
* 歯垢や汚れを効果的に落とせない
などの不具合が生じる可能性があります。
ときには、うっかり歯ぐきを強くこすって傷つけることもあるかと思います。しかし、習慣的にこれを繰り返すと歯面がすり減り、歯や歯ぐきを傷つけてしまい、それによって歯茎が退縮してしまい知覚過敏などを引き起こしてしまう可能性があります。
また、過度な力を入れて磨いてしまうと歯ブラシの毛先が開いてしまうことで毛先が歯面にきちんと当たらず、かえって歯垢を効果的に落とせなくなる場合もあります。
歯を正しく長持ちさせる為の歯磨きでかえって悪いようにことが進んでしまっては本末転倒です!
では正しい「圧」とはどのくらいなのでしょうか?
適正のブラッシング圧は150g~200gと言われています!
これはハブラシを歯に当てた時、毛先が広がらない程度の力で、みがくというよりも歯肉のマッサージをする感覚でやさしく、小さく小刻みに動かします。
歯に付着する細菌の塊「プラーク」はのり状なので、適正な力でみがけば、力を入れすぎなくてもとれるんです。歯間になにか詰まった感覚があるようであれば、無理に強くハブラシを使って掻き出すのではなく歯間ブラシやフロスを併用するようにしましょう。
それでもついつい力が入りすぎてしまうという方も中にはいらっしゃると思います。
意識以外に気をつけられるところがあるのでそれを知っておきましょう!
それはズバリ、歯ブラシの持ち方です!
みなさん歯を磨く時どのように歯ブラシを持っていますか?
恐らくこの質問をした時にすぐさま「この持ち方をしています!」と言える方は少ないと思います。それくらいみなさん無意識でなんとなく歯ブラシを持っています。
かくいう私もこの仕事に就いていなければ気にせず生きていたと思います🤔
正しい持ち方は鉛筆を持つ様に(ペングリップ)持つことです!
そうすると余計な力が入りにくくなります。 そして、鏡を見ながら歯磨きをしてみましょう。しっかりと歯に歯ブラシの毛先が当たっているのか、歯ブラシの毛先が開かない程度の力で磨けているのかなど、鏡で確認しながら歯磨きをする事をおすすめします。
なのでひとまずご自身の磨く「圧」に関して言うのであれば、自分の磨き方の見直しと強くしないような意識をする事が第1だと考えます!
それでもどうしても物理的に変えたい方は、そのための歯ブラシ選びを考えましょう!
上記したように正しい持ち方はペングリップです。このペングリップがフィットしやすい歯ブラシがあります。
歯ブラシの持ち手について皆さん気にしたことはありますか?昨今色んな歯ブラシが発売されてる中で長さや太さだったり色んな形状のものがありますが、今回はカーブに着眼してください。
持ち手がストレートのタイプのものよりカーブが入っているものの方がペングリップにフィットしやすいと言われています。
ぜひ気にして探してみてください。
今回は磨く「圧」についてお話させて頂きましたが、歯磨きをする上で気にすべき点はまだまだたくさんあります!加えて、人によってどこを磨くのが苦手とか、磨いている時間が短かったり、動かし方が大きすぎたり、色んなタイプがあります。
ご自身の歯磨きの癖を知った上で、意識的に改善してゆけたら良いと思うので、まずはご自身の歯磨きの癖や苦手なところを知るところから始めてみてはいかがでしょうか?
当院でも診療の際にお声がけいただければ、歯磨きのアドバイスや正しい歯磨きのやり方のレクチャー等もさせて頂きますのでお気軽にご相談ください😊