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知覚過敏と虫歯の違いは?

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こんにちは、成増駅前歯科クリニックです🍀
明けましておめでとうございます🎍

この年末年始はどこの歯科医院も休診頂くことが多かったかなと思いますが、お口の中のトラブルなく年は越せましたでしょうか?

今年も定期検診から治療まで、なにかお困りのことがございましたらぜひ当院に御相談ください!

さて、突然ですが皆さんは「痛い気がして虫歯を疑い歯科にかかってみたら知覚過敏だった」とか「しみるから知覚過敏を疑い歯科にかかってみたら虫歯だった」というような経験はありますでしょうか?
当院にいらしていただく方の中でもお話を聞いてレントゲンを撮ってみると実は…なんてことも珍しくありません。

今日はそんな「知覚過敏と虫歯の違い」をお話していこうと思います。

 

 

○虫歯と知覚過敏の違いとは?

虫歯はお口の中の汚れや食べかすで虫歯菌が増えて歯を溶かしてしまい、進行すると神経やそれに近いところまで穴が開いてしまうため、痛みを感じます。
一方、知覚過敏は歯に穴が開いているわけではないのに、歯の表面からの刺激によってしみたり痛みを感じたりします。
通常、歯の神経は象牙質とさらに外側をエナメル質で覆われていて、外部からの刺激を感じにくくなっています。
しかし、エナメル質がすり減ったりして内側にある象牙質が露出すると、歯の神経に近くなるため痛みや刺激を感じやすくなるのです。この状態が知覚過敏で痛みを感じる原因です。

 

 

知覚過敏による痛みは、歯の表面にあるエナメル質が傷つき、象牙質が露出し刺激を感じることよっておこります。
象牙質が露出する原因としては、歯ぎしりや歯ブラシを強くやりすぎる、歯茎が痩せて根元が露出してしまっている、または、酸性の飲食物によりエナメル質が溶けて酸蝕歯の状態になってしまっている、などが挙げられます。
一方虫歯は、虫歯菌によって歯が溶けてしまっている状態のことをいいます。
このように、虫歯菌以外が原因で歯が溶けてしまっている状態のことを知覚過敏といいます。

ではこの「知覚過敏」と「虫歯」はどのように見分けるのが良いのでしょうか?

○痛み方の違い

実は痛み方で違いが分かる場合があります。

・痛みが続く時間を確認する
虫歯と知覚過敏の違いを見極めるには、まず痛みが続く時間を確認しましょう。
虫歯の痛みは、慢性的かつ持続的であり、ズキズキとした痛みが数分間にわたって続くこともあります。
つまり、一度痛み出すと長いということです。
一方、知覚過敏の場合、冷たいものや甘いものなどを食べたときなどに、一瞬だけ痛みを感じます。
痛みがいつまでも続くようなことはありません。
ちなみに、痛みが続く時間だけでなく、振動で痛みを感じるかどうかを確認することでも、虫歯と知覚過敏を見極めることができます。
基本的に、振動による痛みを感じる場合は、虫歯を発症している可能性が高いです。

・痛みの増加具合を確認する
虫歯と知覚過敏の違いを見極める方法としては、痛みの増加具合を確認する方法も挙げられます。
虫歯の痛みは、軽い症状から始まり、時間の経過とともに重くなっていきます。
こちらは、虫歯菌が徐々に歯の神経に近づいているからです。
それに対し、知覚過敏の痛みは、最初に感じたときから増加することがほとんどありません。
基本的には、食事や歯磨きの際などに、一定の痛みを感じます。
つまり、日に日に痛みが増している場合は虫歯、同じ痛みが続く場合は知覚過敏の可能性が高いということです。

とはいえ全てこの通りともいかないので、少しでも症状を感じられたら歯科にかかって頂いたり、定期検診の際に御相談頂くのが良いかと思われます。

治療としては、虫歯は痛みの原因となっている虫歯の歯を治療することで症状が改善されますが、知覚過敏の場合は、痛みを感じている露出してしまった象牙質に刺激が伝わらないようにお薬を塗布したり場合によっては詰め物をすることが必要になります。

今だったら少しで済む処置も、放置して悪化してしまったが故に大掛かりになってしまうケースもございます。
日常生活に支障はきたしてないから大丈夫と過信しすぎず、早めに御相談ください。

今年も1年、お口の中の大きなトラブルなく過ごせるように定期的に検診やクリーニングをしたり、日々の歯磨き等を徹底していきましょう✊🏻

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