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親知らず(智歯)によるトラブル

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こんにちは🦷

成増駅前歯科クリニックです🍀

今回は親知らずのトラブルについてお話します。親知らずとはそもそも何か、どの歯を示すのか。人の歯は前から数えて7本存在します。それが上下左右で合わせて28本あると言うのが大抵の場合です。そして、真ん中の前歯から数えて8番目にあたる奥歯のことを親知らずといいます。

親知らずとは?抜くリスク、抜かないリスク

親知らずは、10歳頃にアゴの骨の中で形ができはじめ、お口の中へは20歳頃に生えてきます。ですが、親知らず自体が先天的に存在しない場合もあります。また肉眼的には見えなくても、骨の中に埋まっているケースもあります。この場合はX線の写真で確認できます。

⚡親知らずによるトラブル⚡

○歯ぐきの腫れや痛み

親知らずが真っ直ぐに生えてこないと、前の歯との間に隙間ができ、汚れが溜まりやすくなってしまいます。それにより、細菌が増え炎症が起きてしまいます。親知らずは顎の一番奥に位置しているため、生えてくるスペースが足りず、正常に生えないことが多いです。傾斜して生えたり、途中までしか生えてこなかったりすると、親知らずの上に歯ぐきが被った状態になるなど、セルフケアが行いにくくなります。

○虫歯

親知らずは、真っ直ぐ生えていても、一番奥に生えているために磨き残しが多く、虫歯になりやすい傾向にあります。虫歯が大きくなると、歯の神経に炎症が起きて痛みが生じることがあります。
親知らずが斜めにはえていると手前にある奥歯との間に食べカスが詰まりやすくなります。その結果、親知らずだけでなく、手前の奥歯も虫歯になりやすくなります。

○口臭の原因

親知らずまできっちり歯磨きすることは難しく、斜めに生えていたり途中までしか顔を出していないことも多いため、どうしても食べカスや歯垢が溜まってしまい綺麗に汚れを落とせるよう歯磨きするのは非常に難しいです。こういった状況では、少し気を抜くと、虫歯や歯周病などを簡単に発症してしまうのです。それに加えて、食べカス、歯垢や歯石が蓄積していくと、お口の中に臭いを発するようになります。これが、口臭の直接的な原因となります。

○歯並びや噛み合わせの変化

親知らずが斜めに生えていると、生える過程で手前の奥歯に力がかかり、歯並びが悪くなったり、噛み合わせが変化したりすることがあります。噛み合わせが変化すると顎関節に負荷がかかり顎関節症になることがあります。その他、頭痛や肩こりなどの全身症状にもつながります。

では親知らずのトラブルを防ぐにはどうしたらよいか?🤔

定期的に歯科医院へ通院する

親知らずによる影響を最小限に留めるためにも、定期的に検診を受け、変化がないかどうか、または頻繁に歯ぐきが腫れる時など症状が出た場合や心配なことがありましたら相談するとよいでしょう。

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