こんにちは🍠 成増駅前歯科クリニックです。
お口を清潔に保ち、虫歯や歯周病などの病気から歯を守るため、歯科での定期検診は欠かせません。ですが、日々の歯磨き=セルフケアをしっかりと行うこともとても大切です。
皆さんはセルフケアをしっかりされていますか?
今回は、正しいセルフケアのために重要となる、歯ブラシの種類、その選び方をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
まず、歯ブラシは、大前提として、毛先が少しでも開いている=外側に向いている状態ですと、うまく汚れ(歯垢)を除去することができません。
新品の歯ブラシの汚れの除去率を100%とすると、毛先の開いた歯ブラシはの除去率は60%まで減少すると言われています。
ですので、最低でも一ヶ月ごとに交換しましょう。
筆者の場合は、毎月8日・・・歯の日、に歯ブラシを交換するようにしています。
次に、歯ブラシの毛先の硬さについてですが、硬め、ふつう、柔らかめと3段階に分かれています。
硬めの歯ブラシは、汚れが取れやすいですが、強く当てると歯茎が下がりやすくなり、知覚過敏などの原因となってしまいます。
ですので、ふつうの硬さをおすすめします。
また、柔らかめの歯ブラシは、歯肉炎や歯周病の方など、歯茎からの出血が多く、痛みを感じる方に適しています。
注意点ですが、柔らかい歯ブラシは他の歯ブラシと比べて汚れが取りにくいです。
そのため、鏡を見ながら歯ブラシをしっかり当て、時間をかけて丁寧に磨くことをおすすめします。
歯ブラシの毛先の形にも、種類があります。
毛の太さが均一のラウンド毛と、毛が先端に向けて細くなっているテーパード毛の2つに、大きく分かれます。
ラウンド毛は汚れをしっかり取ることができますが、狭いところまで毛先が届かないというデメリットがあります。
テーパード毛は、歯と歯の間や、歯周ポケットの中にも毛先が入りこんで歯垢を除去することができます。
歯茎の腫れや歯周病が気になる方はぜひテーパード毛を使いましょう。
歯ブラシの頭=ヘッドも、歯ブラシにより大きさが異なります。
ヘッドが大きい歯ブラシは、磨ける範囲が大きいため、効率よく磨くことができます。
ヘッドか小さい歯ブラシは、歯磨きに時間がかかりますが、奥歯や歯並びが複雑になっているところなど、細かいところにも歯ブラシが届きます。
また、女性など、お口が小さい方にも小さめのヘッドの歯ブラシが適しています。
ヘッドは大きさとは別に、薄さも違いがあります。ヘッドの薄い歯ブラシは、奥歯に届きやすいという特徴があります。
親知らずが生えていて、今使っている歯ブラシではうまく磨けないという方は、ヘッドの薄い歯ブラシをぜひ試していただきたいです。
皆さんに適した歯ブラシが見つかるとよいですね。
わからないことがあれば、当院にてご相談ください。