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歯垢と歯石の違い

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こんにちは🍀成増駅前歯科クリニックです!

まだまだマスク生活が続く近ごろ、コロナ禍前に比べお口の中のメンテナンスをおろそかにしてはいませんか?
マスクをしていると息苦しさから口呼吸が増えて口腔内が乾燥し、だ液が減ることで「自浄する作用」が弱まりむし歯の原因となる歯垢(プラーク)が付着しやすくなります。

みなさんの口の中にはたくさんの細菌が生活しています。時間と共にどんどん数を増やし、いろいろな細菌のかたまりができあがってきます。これが歯垢(プラーク)です。また、ネバネバしていて水に溶けないため、いくらブクブクうがいをしても歯垢は取り除くことはできません。でも、歯ブラシやフロスをきちんと当てれば、歯垢は取り除くことができます。

今回は「歯垢(プラーク)」や「歯石」とはどんなものか、お話したいと思います。

歯垢(プラーク)とは?

歯垢は食後、48時間で形成されるため、食後の歯ブラシが重要となります。

歯垢は細菌ですから、放っておくと酸を出し虫歯を作ります。また、歯周ポケット内に侵入し、歯周病の悪化を招きます。

白色または黄白色のネバネバした物質で、1mgの歯垢には1億個以上の細菌が存在しています。

加えて、歯垢に含まれる細菌が硫化水素等の臭いの強いガスを発生させて口臭の原因にもなってしまうのです。

歯の三大不潔域と呼ばれている場所は

奥歯の噛む面、歯と歯茎の境目、歯と歯の間

と言われています。

食事後の、お口の中のケアと食べ残しや飲みのこしを口の中に残さない=歯磨きやうがいをして歯から取り除くことがとても重要です。

歯石とは?

歯の表面についた歯垢(細菌のかたまり、プラークと言う)がお口のツバの中のカルシウムとくっついて石灰化。つまり細菌の化石です。

歯石は、表面がザラザラしているので細菌がつきやすく、むし歯や口臭、歯周病などのリスクを高めてしまいます。

歯石は2種類あり、歯と歯肉の境目から上にある歯石を歯肉縁上歯石、歯と歯肉の境目の溝の中にある歯肉縁下歯石に分けられます。

歯垢が歯石になるまでは約2日程度といわれており、歯磨きを怠ったり磨き残しがあるとあっという間に歯石になってしまいます。

歯石を放っておくと歯茎が腫れたり、痛んだり

硬いものが食べにくくなったりといった症状が表れます。

細菌がたまっていき、体の内部に入ると様々な病気を引き起こします。

歯石は歯ブラシだけで完全に除去することはできません。

放置したままにすると歯周病の原因とされ、歯科医院での歯石取りの処置が大切です。

検診・クリーニングの際に歯石を取り除く処置で「血が出たことがある」という経験がある方もいると思います。歯石を除去した際の出血については、歯石の蓄積により細菌が増殖し、歯ぐきに炎症をおこしている事が多いです。超音波の振動を使って歯石を取り除くので、「歯ぐきが傷ついた」や「歯が削られた」などの心配はありません。痛みに関しては歯石がたくさん付着しているほど伴いやすいので、定期的に取り除いていく事と多く付着している方は複数回処置を行う事になります。

何度も来院して頂くのは大変な事だとは思いますが、とても大切な治療になります。

なので、まだ柔らかい状態の歯垢(プラーク)をしっかりと歯ブラシやフロス、歯間ブラシを使って場所を意識して磨くことができれば、歯石がつくことを少なくできます。

歯垢と歯石の違いについておわかりいただけたでしょうか?

歯垢や歯石が溜まると、細菌が「歯周ポケット」をつくりさらに奥へと侵入します。

細菌は歯肉に炎症を引き起こし、歯を支える骨が溶けて最終的には歯が抜けてしまうのです。

歯周病は自覚症状が少なく重症化するまでなかなか気づくことができません。

そこで大切なのが
歯科医院での
定期的なメインテナンスです!

 歯科医院によるメインテナンスで
歯石をしっかり除去し
むし歯や歯周病のチェックも行います。

そしてもうひとつ大切なのは
日ごろの歯みがきをはじめとした、
皆さまご自身によるセルフケアの徹底です。

歯垢や歯石は毎日少しずつついてきてしまいますので、歯科医院で定期的な検診とクリーニングを受けて頂くことをおすすめいたします。

 

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