こんにちは、成増駅前歯科クリニックです。

皆さんは、歯に寿命があることを知っていますか？実は歯にも１本１本平均寿命があります。

磨き残しが大きくなりやすいところは平均寿命が短くなり、なんと前歯と奥歯とでは最大16年の差があります！

しかし、この寿命は日々のケアや治療の正確性でもっと延びると思います！

奥歯の歯の噛み合わせ部分には咬合面裂溝という溝があり、食べカスが残りやすく、虫歯の好発部位です。

虫歯予防に適したラウンド毛の歯ブラシで歯面に直角に当たるようにして磨くといいと思います！歯ブラシについてはまた詳しくご説明しますね！

また、奥歯の歯と歯の間も磨き残しが多くなる部位です。皆さんは歯ブラシに加えてフロスは使ってますか？歯ブラシでは歯と歯の間のプラークは取りきれず、歯ブラシのみで磨いた場合は全体の60％しか磨けていないと言われています。そこで、残り40％の汚れを取り切るには歯ブラシに加えてフロスを併用する必要があります！おすすめフロスについてもまた詳しくご説明しますね！

イラストを見ていただいてわかるように、歯の平均寿命は50年〜66年というデータがありますが、（1999年調べ）日本人の平均寿命は男性が81、64歳、女性が87、74歳（2020年調べ）とされています。

この数字は女性は世界1位、男性は2位です。長生きできても、歯がなくなってしまい、お食事が不自由になってしまうのは健康にも害を及ぼします。

心も身体も生涯健康に過ごすためには、お口の健康がとても大切だと考えています。歯が健康で美しければ、お食事に困らず、自然と笑顔も増えると思います。生涯しっかりとご自身の歯で噛めることと見た目の美しさを大切にしていきましょう！

では、歯を失う原因はなんでしょうか？

1位は歯周病

2位は虫歯　です。

皆さん、検診にいらっしゃると、『虫歯はありませんか？』とよく気にされます。もちろん虫歯も治さなくてはいけない病気なのですが、歯周病は歯を失う原因の第1位になるほど怖い病気なので、歯周病にかかっているかどうかもこれからは気にしていきましょう。

歯周病は自覚症状がないまま進行していきます。歯周病が引き金になって、全身の疾患にも繋がります。

歯周病は予防できる病気ですので、セルフケアとプロフェッショナルケアを併用して、しっかりと予防していきましょう！