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歯の治療 苦い味の正体とは?

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こんにちは。成増駅前歯科クリニックです。

気づけば12月も残り半分となりました。今年1年やり残したことのないように、残り少し、頑張っていきましょう!

今日は、被せ物の型取りをしたことのある方なら誰でも経験したことがあるであろう、『シンナーみたいな匂いのするあいつ』についてお話しします。

歯の治療において、できるだけ歯は削らない方がいいですし(歯は削れば削るほど脆くなります( ;  ; ))、可能な限り型取りはしなくて済むように日々診療していますが、どうしても虫歯が大きかったり、奥歯の虫歯の場合は型取りをせざるを得ないケースもあります。

型取りをした後、被せ物が出来上がるまでの間は歯の表面に仮の蓋をしていきますが、その匂い、味がなんとも言えず、しばらく口の中に残るため、皆さん複雑なお顔をよくされています。。。

当院で使用している仮の蓋は「デュラシール」と呼ばれるもので、粉(フィラー、重合硬化剤)と液(メチルメタクリレート、ブチルフタレート等)を混ぜて固めます。かなりの刺激臭ですが、体への害はありませんのでご安心を!

ではなんのために仮の蓋をするのか?

理由はいくつかありますが、被せ物が入るまでの間、歯を保護するために使います。

①神経のある歯に被せ物をしていく場合、削った表面を保護しておかないと様々な刺激により歯がしみたり痛みを感じてしまうのを防ぎます。

②残っている歯が欠けたり、動いたりして被せ物が合わなくなるのを防ぐために使います。

また、デュラシールをした後には注意点もいくつかあります。

①デュラシールが固まるまでは約30分かかります。その間にお食事をしてしまうと、仮の蓋が取れやすくなってしまうため、術後30分はお食事を控えるようにしましょう。

②粘着性のある食べ物(ガム・キャラメル等)には十分注意してください。固まった後も、粘着性のある食べ物を仮の蓋の部分で噛んでしまうと外れてしまう恐れがあります。

③歯ブラシをする際は優しく、また、歯間ブラシやフロスは一時的にお休みする必要があります。歯ブラシでゴシゴシ擦ったり、歯と歯の間にフロスなどを無理やり通してしまうと仮の蓋が外れてしまう原因になりますので、被せ物が入るまでは控えるようにしてください。

これらの注意点を意識していても外れてしまうことはあります。特に1番奥の歯は1番仮の蓋が外れやすい位置になりますので、外れてしまったらご連絡くださいね!

 

 

 

 

 

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